沙織さんが、こちらの投稿で、

社長とランチ→顧客との打ち合わせ もろもろ今日の日記

「いきなり起業しちゃうなんてチャレンジャーだね☆」とY様に笑われ、「そうだったの?」と頭の中ハテナ(笑)
どうやら普通はGGL修了したから/スクール修了したからと起業しないらしいです(笑)

というエピソードを書かれていました。

そこで思い浮かんだのが、この本↓

この本は、サラリーマンが自分の会社(個人事業でも可)を持つことで資産形成をするHowTo本なのですが、副業規定のある方に奥様を事業主にする提案をしています。
実際に筆者の奥様が、Webエンジニアとして事業主で、事例として紹介していました。

現在、私の妻は実際にプライベートカンパニーを起こしている。(中略)どういう仕事をやっているかといえば、ホームページの作成だ。(中略)
収入は月にして12万円程度。年間で150万弱。
こう書くと、プライベートカンパニーといっても、収入はパートと同じではないか。だったら、わざわざプライベートカンパニーを立ち上げる必要などないのではないか。
そんなふうに思われる方も多いかもしれない。
しかし、パートとして勤めに出るのと、自らプライベートカンパニーの事業主になるとでは、得られる「特典」がまったく違う。仕事先に出向いたり、情報交換の場へ出かけるときの交通費、仕事道具であるパソコンや携帯電話、宅配便代、文房具などはすべて経費扱いだ。

例えば年収が150万の場合、パートさんや社員としての収入だと、150万の収入に対して、税金や保険料を計算されます。
でも、個人事業や法人であれば、150万から、必要経費を差し引いて、そこに対して税金や保険料が計算されます。

なので、個人事業または法人のほうが、税金や保険料が安くなり、手元に残るお金が増えます
(具体的なお話は、上記の書籍を読んでいただいたほうが正確な知識が身につくと思います)

手元にお金を残していくことを考えよう

卒業生で今お仕事してくださっている皆様の中には、昼間は本業のお仕事をされている方も多いです。
そういう方でも、もし副業規定がなければ、きちんと事業主登録をして、申告をしたほうが絶対にお得なのです。
節税のためだけにペーパーカンパニーを作るのは、税務署に突っ込まれる可能性もあるのでおすすめしませんが、みなさんのように、きちんとお仕事をされているのであれば、堂々とプライベートカンパニーが作れるのです。

103万の壁や130万の壁を気にして収入を制限する方も多いですが、それでは出て行く税金は減らせても、手元に残るお金はいつまでたっても増えません。
しっかり稼いで、正しく節税して、手元に残すお金を増やしていきましょう!

事業主の肩書きを持つことの効果

肩書きができると、不思議とそこに引き上げられていきます。
新しく知り合う人に、会社の名刺ではなく、個人事業(法人)の名刺を渡して、こんなことやってます、と自己紹介すれば、そこから人をご紹介していただく機会もありますし、もちろんお仕事につながることもあります。
チャンスが格段に増えるんです。

実は私自身も、何もなくいきなり起業したタイプです。笑
(というか、起業する時に「すでに何かある」人って少ないんじゃないかなあ…最初はみんな、何もないところから始めるんだと思いますが)
それでも、会社を作って名刺を持って、「こんなことやってます」って言っていると、お仕事をいただけたり、人をご紹介していただけたり。
そこから少しずつ実績を作ってきました。
「代表取締役」という肩書きは、仕事をする上で、常にプラスに働いてくれていました

起業が、リスクゼロで、チャレンジからは程遠い場合もある

一言で「起業」というと、会社作ってビジネスして、社員を抱えて…というイメージがあるかもしれません。
それをイメージすると「チャレンジャー」という言葉が出てくるのも納得です。

ですが、ご紹介した本のようなプライベートカンパニーをつくる「起業」は、チャレンジでもなんでもない、地道で、リスクゼロでメリットしかない、節税と自己実現の方法のひとつです。

副業規定等で難しい場合もあるとは思いますが、参考になれば幸いです☆

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柳田亜沙美

GeekGirlLabo代表。文系出身エンジニア。 プログラミングをはじめて15年、会社を設立して9年目になります。 システム開発講座やプログラミング講座の講師、アプリ開発やWebシステム開発のお仕事をしています。 酒と肉の日々。ずっと夜型だった生活を朝型に変えたら、人生が捗りました。